ハナトリカブト(キンポウゲ科)
Aconitum carmichaeli Debeaux
薬用部位:塊根(生薬名:附子<ブシ>)

日本には約40種余りのトリカブトが自生し、芽吹きの頃には葉の形状が類似しているニリンソウやゲンノショウコなどの山菜と誤食して中毒事故がおこることがある。写真は薬用の栽培品種。
生薬として利用する際には有毒成分のアコニチンを高圧蒸気処理などで加水分解し、減毒されたものを使用している。
附子は冷えを除き、痛みや痺れを止める作用を目的に、麻黄附子細辛湯、八味地黄丸などに配合される。
(撮影日:2016年10月24日)

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