用語解説

薬用植物(やくようしょくぶつ)
薬用を目的とする植物。人体に何らかの作用を及ぼす可能性がある植物。有毒植物、ハーブ、山菜、農作物も薬用植物に分類される。

生薬(しょうやく)
自然界に存在する植物、動物、鉱物などの天然品をそのまま、あるいは乾燥、水蒸気蒸留などの簡単な加工を施して薬用としたもの。

日本薬局方と生薬(にほんやっきょくほうとしょうやく)
厚生労働大臣が定めた医薬品の規格基準書。生薬のうち,日本で漢方薬や製薬原料などに使用されるものが約170品目収載されている。これらは全て乾燥品。

漢方(かんぽう)
古代中国医学を基礎として,日本の風土気候に合わせて独自の発展を遂げた医学。

漢方薬(かんぽうやく)
漢方で用いられる処方薬。複数の生薬の組み合わせで構成される。葛根湯など。

民間薬(みんかんやく)
民衆の生活の中で発祥し,伝承される薬物。生薬1種類での使用が多い。ドクダミ、センブリなど。

ハーブ
広義:植物由来の生薬すべて
狭義:食材や香料など身近に使用する生薬
広義と狭義の境界はあいまいで,使用に注意が必要

香辛料,スパイス
料理に使用する食材のうち,特徴的な香りや味を出す目的で使用される生薬


生薬図鑑

釣藤鈎(チョウトウコウ)  桃仁(トウニン)  山梔子(サンシシ)  黄柏(オウバク) 

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薬草・生薬の利用

私たちの身の回りには、雑草と思っていたものでも利用できる植物がたくさんあります。
「食薬区分」や「医薬品医療機器等法(旧薬事法)」をよく理解して、上手に利用しましょう。

カキドオシ茶 梅干小麦茶