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大会長挨拶 

 第67回日本衛生動物学会大会を、平成27年3月27日(金)〜29日(日)の会期で石川県・金沢市『金沢大学宝町キャンパス』に於いて開催することとなりましたのでご挨拶申し上げます。北陸での開催は第56回大会が福井医科大学で開催されて以来、11年ぶりとなります。
 日本衛生動物学会では衛生動物の生理・生態、病原体との相互作用、衛生動物の防除法、アレルギー・病理学、疫学調査等々の多岐に渡っているのが特徴でもありますので、一般講演に重点を置き、活発な討論ができるようプログラムを組みます。シンポジュウムにつきましては昨年夏、東京都心で起きたデング熱感染を取り上げた公開シンポジュウム「70年ぶりのデング熱国内流行と将来予想」(28 日)、生化学・分子生物学的手法を駆使した「吸血昆虫の高度な生存戦略 −唾 液に含まれる生理活性物質の探索−」(28日)、さらに市民講座として「害虫 の誕生 –変化する人と虫との関係−」(29日)を開催し、衛生動物の生態・生 存戦略、そして生物進化・病原体との相互作用に関連する研究に大きなインパクトを与えられるよう企画を立案しております。本大会が、関連領域と結ぶ土台 となり、将来の衛生動物学の発展の一助となれるよう努力致します。
 金沢は加賀百万石の城下町として発展、藩政時代には江戸、大坂、京都に次ぐ規模の大都市であったといわれています。城のまわりに形成された武士のまち、活気あふれる商人のまち、城下を守るように配された寺のまちなど、城下町の風情が今も残り、日本の文化が美しく息づいています。金沢のシンボルでもある兼六園、加賀友禅や金沢箔・九谷焼などの伝統工芸を展示した県立博物館、斬新な現代美術で人々を魅了する21世紀美術館は学会場のある宝町キャンパスから徒歩20分ほどの近距離にあります。学会参加の機会に、これらのリフレッシュ場所にも足を運ばれてはいかがでしょうか。金沢は日本海側気候で、「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるくらい雨の多い地域です。雨に洗われた緑や瓦屋根の輝きもまた美しいものです。桜にはまだ早い季節ですが、金沢ならではの情緒豊かな風景を見せてくれます。繁華街の片町では、新鮮な海の幸・山の幸、加賀料理を石川地酒の銘酒とともに是非ご堪能下さい。
 学会開催日の2週間前には北陸新幹線の開業が予定されております。これに合わせて多くのイベントが開催され、国内外から大勢の観光客が訪れることが予想されます。一般演題については12月に募集が開始される予定ですが、このHPからも宿泊予約のリンクがありますので、出来る限り年内にご宿泊のご予約をお済ませ下さい。
 末筆ですが、本大会が皆様にとって実り多い交流の場となることを祈念するとともに、多数のご参加を心よりお待ち申し上げております。

第67回日本衛生動物学会大会 
大会長 吉田栄人
(金沢大学医薬保健研究域薬学系 教授)