薬物治療の標的分子を解明し、病気の治癒やQOLの改善を目指します。

論文業績の説明

Shimizu T, Sugiura T, Wakayama T, Kijima A, Nakamichi N, Iseki S, Silver DL, Kato Y. PDZK1 Regulates Breast Cancer Resistance Protein in Small Intestine. Drug Metab Dispos 39(11): 2148-2154, 2011.
　

私達が研究してきた細胞膜裏打ちタンパク質（アダプター）であるPDZK1が、トランスポーターBCRP (Breast　Cancer Resistance Protein)の小腸での働きを制御することを見出しました。BCRPは、小腸においては経口投与された薬物の吸収に関与するほか、薬物の分布や排泄、抗がん剤の殺細胞効果などでも重要な役割を果たします。PDZK1がこれらさまざまなBCRPの働きに関与することで、薬の効果や副作用に影響する可能性があります。


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