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報道ダイジェスト:記事

金大キャンパスに新薬用植物園 栽培の薬草市民へ販売 御影教授「研究成果を還元」

金沢大大学院自然科学研究科の御影雅幸教授(薬学部付属薬用植物園長)は11日、金沢市角間町のキャンパス内に移転整備する新たな薬用植物園で栽培した薬草を、薬局で販売する構想を明らかにした。同園は薬用植物園として、大学レベルで全国最大級。さまざまな実験や研究ができ、質の高い薬草の提供が可能。全国でも例がない試みという。(報道部・沢田一郎)

新園は約三万八千平方メートル。昨年十一月に整地が終わり、本年度から本格的に植樹が始まった。国内外を含め、一千種類の薬草をそろえる方針。

日当りが悪く、十分の一以下の広さだった旧園(同市宝町)では、植木鉢による栽培が中心で研究も限界があった。新園では、花壇や温室、ほ場、ロックガーデンなどを整備し、さまざまな条件で、多種類の薬草、薬木を育てながら研究できる。

内外から豊富1000種

薬草販売は、研究成果を市民に還元するため発案。同大薬学部OBでつくる特定非営利活動法人(NOP法人)「ハート」が運営するアカンサス薬局(同市宝町)での扱いを検討している。

適地のある薬草もあるため、全国の薬用植物園と連携して、必要な薬草を栽培する。

ドクダミは解毒、オウレンはのぼせや高血圧、イチョウは認知症の予防などに効果があるとされ、市民を対象に本年度から月一回程度、薬草の効能や正しい利用法などに関する勉強会も実施する。

御影教授は「栽培した薬草が、天然と同じ薬効を持つよう最先端の研究を進め、成分、安全性、品質がしっかりしたものを供給したい」と意欲を見せている。

写真:薬草の先端研究と市民への還元を説明する御影教授=金沢市角間町の金大薬学部付属薬用植物園で

お問い合わせ先:御影 雅幸;mikage@mail.p.kanazawa-u.ac.jp

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