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報道ダイジェスト:記事

ゴビ砂漠緑化 大きく根付いた 植物の促進剤、効果 金大・染井教授が開発

金大大学院自然科学研究科・薬学部の染井正徳教授(生命科学)が開発した植物の根の成長促進剤が、中国・内モンゴル自治区のゴビ砂漠での緑化実験でおおきな成果を上げていることが二十日までに、分かった。インドール化合物の一種の促進剤を用いた根の長さは使わなかった場合の約二・四倍、太さは約二・七倍と国内での実験よりも顕著な差が表れた。

長さ2.4倍 太さ2.7倍に

実験はNPO法人「世界の砂漠を緑で包む会」(金沢市)と合同で、八月から実験農地で行い、種をまいてから約七十日後のスナナツメを採取した。同会現地駐在スタッフ南出武夫さん=能美市=が成長記録をまとめた。現地から届いた根を比較すると、促進剤なしの場合は根の長さ十八センチ、太さ一・五ミリ。一方、一ppmの濃度で促進剤を用いた根は長さ四二・五センチ、太さ四ミリに達した。
 促進剤を用いると発芽は遅かったが、染井教授によると、むしろ発芽が遅い方が成長段階で水分が奪われにくく砂漠地に適しているという。
 染井教授は来春、促進剤の種類や植物の品種を増やして実験を継続する予定で「長く太い根は地中の水分の吸い上げや、風に倒れにくいなどの効果が期待できる」と話した。

お問い合わせ先: 染井正徳;somei@mail.p.kanazawa-u.ac.jp

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