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報道ダイジェスト:記事

ゴビ砂漠に根張り研究 金大・染井教授 金沢のNPOに協力

金大大学院自然科学研究科・薬学部の染井正徳教授(生命科学)が、中国・内モンゴル自治区のゴビ砂漠に整備した実験農地で、植物の根の成長を促進する薬剤を使った緑化研究を開始した。染井教授は金沢市のNPO法人「世界の砂漠を緑で包む会」に協力して今後定期的に現地に渡り、生育状況などを調べる計画で、現地の自生植物を生かした緑化を目指す。
 染井教授は、七月三十一日から八月四日にかけ現地を訪ね、視察を経て実験に取りかかった。実験に使う根の成長促進剤は、インドール化合物の一種で、水に溶かしてまくと稲やキュウリについては通常の二倍近くも根を伸ばすことが実証されている。

成長剤を試す実験農地整備

今回、現地の環境や植物に最適な化合物の散布濃度を調べる目的で実験農地約十三平方メートルを整備。濃度と化合物の種類別に六区画を設け、現地の自生植物ハナボウ、スナナツメを栽培する。
 生育状況は、包む会の現地常駐スタッフ南出武夫さん=能美市出身=から報告を受け、来年五月にも、現地で別の種類の化合物を使った実験を行う。
 今年一月七日、本紙朝刊に染井教授の根の成長促進剤開発の記事が掲載されたのを見た包む会事務局が、染井教授に協力を依頼した。
 包む会メンバーと染井教授は現地を訪問した際、内モンゴル自治区阿拉善左旗の副左旗長と会い、実験への協力も取り付けている。
 染井教授は「現地では環境や今後必要な機材なども分かり、実りの多い訪問となった。長期的な視点で緑化を進めたい」と語った。包む会の大沢俊夫事務局は「力強い味方を得た気持ちだ。砂漠緑化のモデルケースとして成功させたい」と話した。

お問い合わせ先: 染井正徳;somei@mail.p.kanazawa-u.ac.jp

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