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報道ダイジェスト:記事

辻教授(金沢大)また"勲章" 来月 日本薬剤学会から学会賞

金沢大大学院自然科学研究科・薬学部の辻彰教授(62)が、3月末に日本薬剤学会の学会賞を受ける。これまで日本薬物動態学会、日本薬学会の各学会賞を受けており、あらためて功績が評価された形だ。
 辻さんは、細胞などが異物を取り込んだり、排出する物質輸送タンパク質「トランスポーター」が介在する消化管の吸収や分泌、肝臓、腎臓や脳での排出過程を研究してきた。トランスポーターは、異物と認識すれば排出し、異物でないと判断されると取り込む機能を持つ。
 薬物を運ぶトランスポーター群の遺伝子を特定する辻さんの手法は、生体に影響を与えず、標的とするバクテリアや腫瘍(しゅよう)などにだけ作用する薬の開発につながると期待されている。研究は世界の学術雑誌に掲載され、最も多く引用された日本人研究者138人の1人でもある。
 辻さんは「新しい常識を自分たちでつくり、教科書を塗り替える喜びが研究にはある。私たちの成果が世界の医薬品開発に生かされれば、うれしい」と話している。
 学会賞の贈呈は、3月25日に東京で行われる。

お問い合わせ先: 辻 彰;tsuji@kenroku.kanazawa-u.ac.jp

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