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報道ダイジェスト:記事

たばこの煙に含まれる 発がん物質に男性ホルモン作用 金大大学院 木津助教授 確認

たばこの煙や車の排ガスに含まれる発がん物質「ベンツピレン」に男性ホルモン作用があることを、金大大学院自然科学研究科・薬学部の木津良一助教授=写真=が発見した。ベンツピレンの男性ホルモン作用を明らかにしたのは世界初。自然界への影響はいまだ知られておらず、木津助教授は男性ホルモンの作用の仕組み解明を急ぐ。
 ベンツピレンは物が燃える際に必ず発生する多環芳香族炭化水素の1つで、たばこの煙に含まれる代表的な発がん物質とされる。
 木津助教授はヒト培養細胞が男性ホルモンに触れると光るように遺伝子を操作し、さまざまな環境汚染物質を入れて実験した。ベンツピレンで培養細胞が光ったことから、男性ホルモン作用を確認できた。
 木津助教授はこれまで、ベンツピレンに女性ホルモンの作用があることも明らかにしており、魚などがメス化する「環境ホルモン」として注目が集まっている。一方、環境汚染物質の男性ホルモン作用は、ほとんど研究が進んでいいないという。
 木津助教授は「ベンツピレンは男性ホルモンの作用を示すような構造をしておらず、不思議だ。どのような分子機構で作用を示すのかを解明したい」と話している。

お問い合わせ先: 木津良一;kizu@p.kanazawa-u.ac.jp

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