薬学類・創薬科学類,大学院薬学系ホーム > 研究室・教員 > 報道ダイジェスト > 記事

報道ダイジェスト:記事

根っこ伸び倒れにくく落果防ぎ実大きく 植物改良の薬開発 染井金大教授 台風来ても大丈夫 砂漠緑化に応用も

果実が落ちるのを防いだり、植物の根を伸ばしたりできる薬剤を金大大学院自然科学研究科・薬学部の染井正徳教授(合成化学)が開発した。台風でもリンゴやブドウの落果を防ぐことができるほか、サツマイモの大型化、砂漠の緑化などに応用できるという。
 開発した薬剤はインドール化合物の一種で、根を長くする薬をまいたところ、稲やキュウリについて通常の二倍近くに伸ばし、強風でも倒れにくくなった。砂漠で地中の水を集めるのに役立つ可能性もあるという。同じ薬でサツマイモを約1.3倍に大きくすることができた。
 同じくインドール化合物の一種である落果を防ぐ薬は、ブドウの巨峰で実験したところ、通常より落ちにくくなり、木の上でよく熟したため、実が二割ほど大きく、甘みが強くなった。リンゴも同じように約三割大きくなった。
 いずれの薬剤も数ppmと薄い濃度で散布すればよく、逆に多すぎても効果が低いことが分かった。染井教授によると、生物に必要なアミノ酸を原料にしているので、毒性はないという。
 染井教授は「食糧増産の夢の薬として世に出したい」と話している。

お問い合わせ先: 染井正徳;somei@mail.p.kanazawa-u.ac.jp

↑ ページトップへ