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報道ダイジェスト:記事

4種のポリフェノールが酵素阻害 イチゴ成分薬効を向上 併用で摂取量、副作用を抑制

金大大学院自然科学研究科(薬学部)の太田富久教授(天然物化学)らの研究グループが、イチゴに医薬品の作用を高める成分が含まれていることを発見し、特許を出願した。薬を分解する酵素をブロックし、体外に排出するのを防ぐ。この成分と薬と一緒に飲むことで、高価な薬を少ない量でも効くようにでき、副作用を抑える効果も期待できるという。

太田金大教授ら特許を出願

この研究は米国化学会の天然物雑誌11月号に発表され、特許は塚本佐知子助教授、イチゴ産地の栃木県と共同出願した。
 体内に入った医薬品は肝臓や腸などにある代謝酵素で分解され、速やかに排出される。太田教授はイチゴに含まれる成分から4種類のポリフェノール類が代謝酵素を阻害することを確認し、成分の製造法を考案した。
 この作用はイチゴを食べただけで起こる量ではないため、併用薬として利用することを提案している。
 この併用薬を一緒に飲むことで、高価な薬の摂取量を減らして医療費を抑えることができる。薬の持続性を伸ばすこともでき、少ない量でも効き目が長持ちするため、副作用を抑えることが可能になるという。
 太田教授はこれまでもグレープフルーツやコショウから同じ作用の成分を見つけており「より効果的な薬剤の開発につなげたい」と話している。

お問い合わせ先: 太田富久;ohta@p.kanazawa-u.ac.jp

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