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報道ダイジェスト:記事

金大薬学部75年ぶり移転で「お別れ会」 宝町での歴史に幕 「角間キャンパスで融合を」

金大薬学部は4月1日、金沢市の宝町キャンパスから角間キャンパスに移転する。加賀藩の卯辰山養生所を源流に137年の歴史を誇る薬学部は、昭和初期に宝町で校舎を構えて以来、75年にわたり多くの薬学生を同地で育成した。26日には教職員と学生約100人が「宝町校舎お別れ会」に集合。旧校舎との別れを惜しみ、角間キャンパスでの発展を誓った。

校舎焼失も5年で再建

金大薬学部は1867(慶応3)年に卯辰山養生所に付設された製薬所舎密局を起源とし、日本で最も古い歴史を持つ薬学校に位置付けられる。医学部とともに幾多の変遷を経て1929(昭和4)年に宝町キャンパスの時代が始まった。1949(昭和24)年の金大発足と同時に薬学部が誕生した。
 金大薬学部最大の事件と記録されるのは1957(昭和32)年の火災で、木造本館のほとんどを焼き、実験器具や研究資料も失った。同学部は県や金沢市、同窓会、製薬会社にも建設費用を求め、木造2階建てから現在の鉄筋4階建ての建物に5年で再建した。
 26日のお別れ会は、同窓会の寄付などで36年前に建設された薬学講堂で行われ、出席者はあらためて校舎を見ながら、これまでの歴史に思いをはせた。石橋弘行学部長は「ぼろぼろだが履き慣れた靴のような愛着のある校舎にお礼を申し上げたい」とあいさつし、乾杯の発声に立った辻彰前学部長は「角間は日本初の学部融合型キャンパスだ。そこに住む人々も融合的になるよう努力したい」と述べた。

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